まずはその準備ということで、AviUtlのインストールを始めます。
AviUtlはこちらからダウンロードして、適当なフォルダに解凍して下さい。
AviUtlはプラグインで機能を拡張することができます。
今回は以下のプラグインを使用しますのでこちらも入れておいて下さい。
プラグインはaviutl.exeと同じフォルダ、もしくは直下の「Plugins」フォルダに
入れる必要があります。
プラグインが多くなるとゴチャゴチャしてしまうので、「Plugins」フォルダを
作成してそちらに入れるのをおすすめします。
【AviUtlプラグイン】
■拡張 x264 出力(GUI) Ex
CLIのH.264エンコーダー「x264」をGUIで操作できるプラグイン。
別途、下記のファイルが必要になります。
・x264.exe
・NeroAacEnc.exe
■MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
DVD-Videoの規格であるMPEG-2データの読み込みに必要になります。
「m2v.vfp」ファイルを「m2v.aui」にリネームするとAviUtlプラグインとして
使用できます。VFAPIのままでも利用できますが、仕様上、色空間を一度
RGBに変換する余計な処理が入ってしまいます。
設定は「m2vconf.exe」で行いますのでこちらも同じフォルダに入れて下さい。
■自動フィールドシフト
インタレースの解除と可変フレームレートの動画を作成するのに使用します。
■IIR_FHT3DNR
細かいちらつきを抑える巡回型3Dノイズ除去フィルタ。
■NL-Means Light for GPU
強力なノイズ除去フィルタ。
Shader Model 3.0に対応したビデオカードが必要です。
■NL-Means Light
GPU版が利用できない環境向けに機能を限定して高速化したプラグイン。
輝度成分のみなので「色差ノイズ除去」プラグインもあわせて使用しましょう。
■リサイズフィルタ
高性能なリサイズフィルタ。
■非線形処理な先鋭化(nonlinear sharpen)
■非線形処理な先鋭化用前置フィルタ
輪郭をくっきりと強調するフィルタ。
■WarpSharpMTex
輪郭線を細くすっきりさせるフィルタ。アニメ向き。
■ガウシアン・アンシャープマスク
nonlinear sharpen+WarpSharpは実写ではのっぺりとしてしまうので
こちらを使用しましょう。
■スムージングフィルタSIMD
輪郭を滑らかにします。
【必須コンポーネント】
■Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
■Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
Windows XPの方は以下のコンポーネントもインストールして下さい。
Vista以降ではプレインストール済みのため不要です。
■Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
■Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2 (x86) 日本語 Language Pack
あると便利なもの
【AviUtlプラグイン】
■虫眼鏡プラグイン
拡大表示プラグイン。フィルタの効きを調節するのに便利です。
■トップ・ボトムフィールド表示フィルタ
フィールドオーダーを調べるのに便利です。
■チャプター編集(機能追加版)
■縞判定フィルタ(機能追加版)
インタレース縞の除去の確認に。
■ストレート16プラグイン
YC伸張せずにストレートで読み込むプラグイン。
YUVのレンジがおかしいソースを読み込む際に使うと良さそうです。
■DeDotMT
ドット妨害低減、クロスカラー除去フィルタ。
DVDソースでもまれに、これらのノイズが残ったままということがあります。
■低周波成分保護フィルタ
ノイズフィルタの輪郭崩れを防ぐのに良さそうです。
■ノイズ表示フィルタ
ノイズを視覚的に表示するプラグイン。
配布元が消えてしまったためInternet Archiveにリンクしています。
■簡易マルチスレッド化
マルチスレッド非対応のフィルタをマルチスレッド化します。
nonlinear sharpenなどに対応。
【コーデック】
■Huffyuv_mt
可逆圧縮のコーデック。中間ファイル作成用に。